君の隣の特権
「はあっ!?
…それまじなの?」
場所は俺の部屋
現在時刻23:36…
俺があったかい
ココアを飲みながら
宿題をしていたら…
急に押しかけてきた
友達…?というか悪友の
中桐辰巳ナカギリタツミ
「…まじで望ちゃんと
ヤッてねーの?」
「…まじだけど。」
まぁ正確に言えば
キスもしてないけど…
言ったら余計騒ぐし…
というか悔しいから
言わないでおこう;
「へぇ〜
あの手の早い秋がね〜…」
そう言って
ニヤニヤしだしたので
丸めた教科書で
頭を叩いてやった
「痛てー!」
そんな声も無視して
ペンをくるくる回す
「…俺手早くないから。」
「は?早いだろっ!
百戦錬磨の異名持ってたクセに」
「…それは」
…確かに言われてたけど。
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