君の隣の特権
「えぇっ?!」
包み隠さず話したら
真優が
かなり驚いてる
「それ本当…?」
「…うん?」
なんか恥ずかしい…
私たちって
恋人同士っていえる…?
私は真優の
次の言葉に
凍り付くことになる
「二ノ瀬秋って
手早いって有名じゃ
なかったっけ…?」
は?
私から
抱きつく以外で
触れあったことは
ほとんどないし…
手繋ぐのも
嫌いらしいし…
私に魅力が
ないから…?
「だ、大事にしてるって
ことかもよ!」
ショックすぎて
そんな励ましの声も
聞こえず
完全にフリーズした私
余計に
不安は募るばかりなんですけど;
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