君の隣の特権



そう思うと

自然に微笑んだ







あ…やべぇ


喋りすぎて

…疲れたから


ね…む…










そこで意識が途絶えた





━━……‥‥・






毎度の如く

望に叩き起こされた(らしい)







「…俺むかつくこと

一つあんだけど」




「え、何?」



学校を出て

通学路を歩いていた





「ん〜…

また今度でいいや

眠いし。」



…それは今度にでも

話すことにしよう



…この時に

言わなかったせいで

俺はずっと気にすることに

なったんだけどね…






「はぁ〜ねむっ!」





そう言って

目を閉じるといいことを

思いついた






「決めたっ!」


「ぅえっ!?」



いきなり立ち止まって

大きな声を出すと

望がびっくりしている





「明日学校休む!」


「え、嫌だ!

秋いなきゃダメっ!」



そう言って望は

俺の腕を掴んだ



だから可愛いって…


そう思いながら

望に満面の笑みを向けると



「望も休むんだよ?」






そう言ったら

思いっきり固まっていた












.
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