境界牲人格障害〜BPD〜
「病名聞いて来ましたか?」
「はい…
一生治らないと言われました。
聞いた事の無い病名でした。」
「この病名の特徴はね、考え方が、白か黒。
0が100、善か悪か、と言ったように、両極端な病気なの。
グレーの、まぁいいか、と思う部分が非常に少ない。
私は、あなたが入院している時、ワークさんに怒鳴り付けている所を見てました。
確かに、あなたの言った事は間違っていない。
むしろ、正しいのよ?
只、普通の人なら、あそこまでの責め方はしない。
あなたの、両極端な人格が、あそこまでしたのよ?
今日まで色んなテストをして来たけれど、私はあの時のあなたを見て、間違いなく、境界性人格障害だと感じたわ。」
言葉にならなかった。
この先生がそこまで見て居たとは知らなかった。
「私は一生治らないんですか?」
「そうねぇ、難しいわね。
コンピュータで言うと、一度プラグを抜いて、差し込み治す作業になるの。
あなたに、無理矢理グレーの部分を埋め込む事になるわ。
それでもカウンセリング続ける?」
私は希望はあるんだと、はいと返事をし、次のカウンセリングの予約して、自宅に戻った。
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