境界牲人格障害〜BPD〜

長男の授業参観の情報が入って来た。


私は娘を連れて、迷う事なく、学校に行った。


娘は、お兄ちゃん会えて嬉しそうにしていた。


私は教室の隅で、長男を見ている良惠を見つけてしまった。


親は私だ。


親ずらして、ずぅずぅしい。

私はまた迷う事なく、良惠に近づいた。


「ねぇ。

あんたさぁ、人から大事な子供取り上げたんだから、責任持って、しっかり育ててよね?

私の大事な大事な息子なんだから。

この子に、もしも何かあったら、許さないから。

それから調停。

間違ってるのはそっちだから、取るモノは、しっかり貰うから。」


良惠は、キョトンとしていた。

私は、長男にそっと手を振り、娘を連れて学校を後にした。


言いたい事を、本人に直接言えるって、何て気持ちが良いんだろう。



.
< 147 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop