二人の思い
……先に口を開いたのはもあだった…
「……あのね、蓮に聞きたい事があるの…」
「どうした?」
「…この前聞いた事なんだけど…」
「……?…」
「…好きな人の事…」
「……あっ∑思い出した!」
「…その事なんだけど…聞いていい…?…」
「………」
「…蓮の好きな人って……誰?…」
「……それは…言えない…ごめん…」
「…なんで?……グス…もういいよ!」
バタン∑
「ちょっ∑もあ!」
なぜか、もあは泣きながら部屋を出ていった……