二人の思い




しばらくその場で立っているともあのお父さんが俺にきずいた…


「…蓮君…君と会うのは久しぶりだね」


「…はい…ご無沙汰しております」


「ははっ蓮君はかたいなぁ…昔はもっと喋りかけてくれたのに…」


「…そう言えばそうでしたね」


「それにしても時間が経つのは早いものだね〜こんなに大きくなって…」


そう言っておじさんは俺の頭をクシャッとなぜて微笑んだ…


なぜかその笑顔は切なげだった…


それからおじさんはこう続けた


「まさかこんな形で蓮君と会うとは思わなかったな」

そう言っておじさんはまた微笑んだ






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