二人の思い




「一ヶ月前ぐらいかしら、もあの様子がおかしくなりはじめたのは………。その頃から、もあはあまり笑わなくなったの……正確に言うと作り笑いをしていて、もう見ていられなかったわ……あんな苦しそうなもあを………で、私はもあに何かあったの?って聞いてみたの……でももあはなにもないって…何度聞いてもなにもないとしか言わないから……私は本当になにもないと思ってしまったの……でもそれが間違いだった……」


そう言ってもえさんは涙を流していた…


それから俺はなにも言えなくなった……





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