新しい冒険
ケータイのメールの着信音が、夜、静かに鳴った。

[着信:喜奈]

【聞いてよ!彼氏出来ちゃったぁ(>w<)】

[送信者:美佐]

【マジ?よかったじゃん!ほしいほしい!っていってたもんね!
 おめでと!】

[着信:喜奈]

【ありがと!ぜったい幸せになるんだ~!】

[送信者:美佐]

【がんばれ!応援してっから!】

[着信:喜奈]

【うん!】

わたしは大きな溜め息をついた
「彼氏か・・・・・。」
しらなかった。喜奈に彼氏がいるなんて。
「陽は、どうなのかな・・・・。
 どうおもったかな・・・・。しらされたかな。」
ああ、どうしよう。
喜奈は、彼氏が出来ちゃったら、うちらとは、もう、遊んでくんないかな。
「!!!やっだ!あたしなに喜奈の彼氏に嫉妬してんの!ばかみたい!」



「ほんとに・・・・。ばか・・・みた・・・・い」



わたしにとっては、喜奈はかけがえのない存在で、
失うかもしれないなんて、かんがえちゃいなかった。




「でもさ!でも、まだ失うと決まったわけじゃない!がんばろ!」



翌日
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