『そらそら』詩集
「木枯らし」
悲しいこころの中を
ひゅーっと
風が包む。
そんなこころを
必死に 必死に
抱きかかえ、
もっと冷たい人波を
避けるように歩く。
そんな冷たさに、
流れそうになる涙を
必死に必死にこらえ
ふと見上げる
ビルとビルの間から
優しい明かりの
お月様が
じっとこちらを見てる
その優しい明かりが
悲しいこころを惨めにする。
ひゅーひゅー
木枯らしがこころを
からだを
ひゅーひゅー
吹き抜ける。
ひゅーっと
風が包む。
そんなこころを
必死に 必死に
抱きかかえ、
もっと冷たい人波を
避けるように歩く。
そんな冷たさに、
流れそうになる涙を
必死に必死にこらえ
ふと見上げる
ビルとビルの間から
優しい明かりの
お月様が
じっとこちらを見てる
その優しい明かりが
悲しいこころを惨めにする。
ひゅーひゅー
木枯らしがこころを
からだを
ひゅーひゅー
吹き抜ける。