- 作品番号
- 4796
- 最終更新
- 2007/07/31
- 総文字数
- 53,002
- ページ数
- 203ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 375,632
- いいね数
- 5
- ランクイン履歴
-
総合32位(2011/10/26)
恋愛(中・短編)37位(2024/11/28)
この作品のレビュー
独特な雰囲気で淡々と綴られる文章 平凡を絵に描いたみたいな主人公なのに、なぜか不思議な魅力に取りつかれて最後まで一気に読みました 知らなかった僕の顔 それを知る、たった一人の女の子との胸にジンと何かが込み上げてくる素敵なお話でした 次回作が今から楽しみです!
悶絶。読み進めて残りページ数が少なくなることがもったいなく、さみしく、もっともっと読みたかった。些細な日常の描写がものすごいイイです。映画を観た後のように、映像がフラッシュバックしてきます。 全体を通して、題名の 『知らなかった僕の顔』、 これを誰に気付かされるのか、自分で気付くのか、読者が気付くのか、1ページごとにドキドキ、ワクワクして下さい。
真夏に咲いた恋の物語。 優しさと切なさが混ざり合った心地よさ。 淡々としているようでみずみずしい、と感じる不思議さ。 そんな独特のテンポで、主人公の心情が丁寧につづられていきます。 表情ひとつ。言葉ひとつ。文字ひとつ。 ひとつひとつに一喜一憂してしまう、あの気持ち。 誰かを好きになったときの、あの気持ちを思い出すでしょう。 人物描写が上手く、登場回数の少ないキャラでさえ、それぞれに物語を感じるのも、この作品の魅力。 誰かを想って。 何かを想って。 想うから生きていける。 作者の感性にもっと触れていたい、と思うのです。
この作品の感想ノート
これは、良かったですね~
優しい気持ちになれる、素敵なラブストーリーでした。
悲しみを経験した主人公が、今も元気に生きている最後のシーンがせつない余韻を残してくれました。
こんにちは。『知らなかった僕の顔』拝読させていただきました。
まず、流れるような文章、魅力的なキャラ、独特なポイントを抑えた描写、その全てに引力がある作品でした。見習いたいです。
読み始めた直後から、ほんわかした雰囲気に心地よく飲み込まれます。だからこそ、主人公がどう抗っても逃れられない流れにさらわれていく様は、非常に胸が痛みました。
これ以上の長編にしなかったことが英断だったかもしれませんが、個人的には、若森さんの過去やキャラの濃い隣人やバイト先の面々、それらに翻弄される主人公のエピソードがもっと読んでみたかったです。
素晴らしい作品をありがとうございました。
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