知らなかった僕の顔
試合も終わり、森若ちゃんがシャワーを浴びている間に、僕は近所のコンビニへアイスを買いに出掛けた。

もう夜の10時を回ろうかというこの時間帯でも、気温は昼と変わらなく思えた。

風はなく、歩くたびに生温かい空気がまとわりついた。


僕は、サンダルを引きずるようにタラタラと歩いた。

夜空には、たくさんの星が瞬いている。


明日も記録的な暑さを更新するのだろうか。



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