知らなかった僕の顔
コンビニの涼しさにホッと一息ついたのもつかの間、僕は店内をうろつく矢島さんを発見した。


僕は、そろりと矢島さんに近づいた。


矢島さんが手に持ったカゴには、同じ種類の袋菓子が大量に入れられていた。


「矢島さん、何ですかこれ」


「わっ、びっくりした!いきなり話しかけないでよ宮田くん」

「これ…何ですか?」
僕は、矢島さんのカゴを指差した。



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