知らなかった僕の顔
僕はとりあえず彼女の帰りを待って、夕飯はそれから考えようと思った。



けれど一時間を過ぎても、森若ちゃんは帰って来なかった。


僕は、色々なことを考えていた。



ヘトヘトになって靴の運び出しをしている姿や、一生懸命に膨大な在庫を数える姿。



そんな彼女を想像して、余計な不安を取り払おうとした。



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