知らなかった僕の顔
半身の体勢で押し入れの中にいた僕は、出ようとした時に大きくバランスを崩し、彼女の鞄に腕がぶつかった。



もとにあった場所から少しずれた鞄の下に、画用紙のようなものが敷いてあった。


不思議に思った僕は、鞄を持ち上げ、その画用紙を手に取った。



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