知らなかった僕の顔
「ただいまー」

「おかえり」


僕のひとつ目の幸せの瞬間だ。

森若ちゃんが僕の部屋で、僕の帰りを待っててくれる。


「はい、お土産」
ケーキの箱を森若ちゃんに渡した。

「ありがとう!」
森若ちゃんは、目を輝かす。


女の子は、本当に甘いものが好きだ。

そこがまた可愛いい。



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