知らなかった僕の顔のレビュー一覧
独特な雰囲気で淡々と綴られる文章 平凡を絵に描いたみたいな主人公なのに、なぜか不思議な魅力に取りつかれて最後まで一気に読みました 知らなかった僕の顔 それを知る、たった一人の女の子との胸にジンと何かが込み上げてくる素敵なお話でした 次回作が今から楽しみです!
悶絶。読み進めて残りページ数が少なくなることがもったいなく、さみしく、もっともっと読みたかった。些細な日常の描写がものすごいイイです。映画を観た後のように、映像がフラッシュバックしてきます。 全体を通して、題名の 『知らなかった僕の顔』、 これを誰に気付かされるのか、自分で気付くのか、読者が気付くのか、1ページごとにドキドキ、ワクワクして下さい。
真夏に咲いた恋の物語。 優しさと切なさが混ざり合った心地よさ。 淡々としているようでみずみずしい、と感じる不思議さ。 そんな独特のテンポで、主人公の心情が丁寧につづられていきます。 表情ひとつ。言葉ひとつ。文字ひとつ。 ひとつひとつに一喜一憂してしまう、あの気持ち。 誰かを好きになったときの、あの気持ちを思い出すでしょう。 人物描写が上手く、登場回数の少ないキャラでさえ、それぞれに物語を感じるのも、この作品の魅力。 誰かを想って。 何かを想って。 想うから生きていける。 作者の感性にもっと触れていたい、と思うのです。
とても優しい小説です。 読んだあと、作者様の創り出す世界観に大変感銘をうけました。 ケータイ小説とゆうカテゴリにしたくないっ! と、ゆうぐらい整った文体からかもしだす優しいテキスト… 強さだったり、シュールだったり、スタイリッシュでオシャレな空気が散りばめられている作品だと思いました。 もと、早く読めばよかったです。好き…♪
独特な世界を持つ女の子に惹かれちゃいましたね。 読めばすらすら読める作品であり、愛と切なさなどなどが入り混じっており、楽しめる作品だと思いやすよ。 ぜひともチェッケラウ!
あの場所に行かなければ出逢う事の無かった二人の巡り逢いは偶然か必然か? 散りばめられた恋人への想いがスピーディーに脳を伝う。 愛しい記憶と共に、愛の歌がこだまする。 是非とも読んで下さい。
私は二回目でございます。 内容も結末も知っているのに、読みたくなるなんて。 ものすごい吸引力だと思うのです。 そして何回読んでも新しい、飛ばせる場面なんて一つも無い素敵作品。 是非、行ってらっしゃいませ。 あまりネタバレはしたくないのですが……隣人の濃い彼がたまりませんよ。
壊したくない恋は、どうやって築いていきますか。 どれだけの量で、相手を思いやればいいですか。 迷いだらけの初恋をした事のある方は、とりあえずこの作品を読みましょう。 【宮田君】と【森若ちゃん】の無邪気で爽やかなやり取りの中に含まれる、恋してる時の臆病さ、大胆にならなきゃいけない時のタイミング、そして何より相手を想う気持ちのバランスの割合がちょうどいい。 AJICOさんの持つ軽やかなタッチの文章が、それぞれのキャラの豊かな表情を細やかに表現していて、読んでいると一冊の写真集を見ているような気持ちになります。 最後まで読んで、タイトルに含まれる真意を是非自分の目で確かめてみてください。 自分の世界が変わる位の恋には、悪意のある偽りや、必要以上のエゴは、本当に無意味なんだと教えてくれる作品です。 まとめ 「プレーンな恋愛て、いいネ!」
登場人物の設定が絶妙。 ちょっと変わった主人公とちょっと変わったヒロインの間から醸し出される空気は、何か不思議な印象を受けるが妙にリアリティーを感じてしまう。 バリバリの携帯小説が苦手な人にはめっちゃオススメ。
人を好きになり、その人を愛する事は、共に自分を受け入れ、穏やかに愛していく事。 この作品には、そういう命題がきちんと伝わる力がありました。 サラリと軽快に書いていますが、作者が所々に表す、 言葉を踊らせているかの様な文章の魅力が、読者の心を上手く掴んでいきます。 ラスト近くに登場する絵に、胸を掴まれました。 この作者の世界観は、もっと広がって行く気がします。その期待への、4星。