奈良の都の妖しい話
「…ふう、流石に疲れたな。」
「ああ…。」
「でも良かった。…黒矢が笑顔になって。」
「白華…俺、いつもどんな顔してた?」
「…哀しい顔。」
「……。」
「ああ…。」
「でも良かった。…黒矢が笑顔になって。」
「白華…俺、いつもどんな顔してた?」
「…哀しい顔。」
「……。」