奈良の都の妖しい話
「妃。」
「東宮様…。」
「もう、冷えるから…」
「あ…そうですね。ありがとうございます。」
「いや…。」
東宮は軽く微笑み、美羽子の手を取った。
「……。」
「東宮様…。」
「もう、冷えるから…」
「あ…そうですね。ありがとうございます。」
「いや…。」
東宮は軽く微笑み、美羽子の手を取った。
「……。」