奈良の都の妖しい話
「羨ましいわね、妃様。」
「本当に。あんな麗しい東宮様が背の君だなんて…」
「私の宅は足元にも及ばないわ…。」
「私はまだ機会があるわ。」
「本当に。あんな麗しい東宮様が背の君だなんて…」
「私の宅は足元にも及ばないわ…。」
「私はまだ機会があるわ。」