奈良の都の妖しい話
次いで黒矢が紺糸を連れてきたとき、美羽子は藍鈴によって部屋に入れられてた。

「…っ…ぁっ…」

「黒矢、姫を後ろから支えて。」

「はい。」

「こっちは準備万端よ。」

「ええ。…じゃあ、姫、息んで。」

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