奈良の都の妖しい話
紫遙は脱妖瓜を数個もぎ取った。これから七日間これを日にひとつだけ食べる生活が始まる。そして、その後には…

「……大丈夫、大丈夫。死ぬわけではないし…。」

紫遙は改めて決意を固め、身を清めるために川へ向かった。

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