奈良の都の妖しい話
「ああ…やはり…。」

「…紫遙殿…!…離してっ!」

「静かに!」

「いやっ!離しなさい!…んっ」

紫遙は美羽子の口を唇で塞いだ。

「…どうして…ここにいるんだ?」

「………貴方には…関係ない。」

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