奈良の都の妖しい話
「決まってるでしょう。…こうして、二人きりで会いたかった…。」

「っ…。貴方、こんなことをして…もし見つかったら…!」

「…あの日から…玉環に最後に会った日から…もう、生きていても仕方なかった。…一人だけ、愛していけそうな人に出会ったけど…傷つけてしまった…。」

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