奈良の都の妖しい話
「そうね…。いつか行けたら良いわね…。」
「ああ…。」
優しい風がそよそよと吹いた。
「…なあ美羽子。」
「ん?」
「……いや、何でもない…。」
「え?何よ、気になるじゃない。」
「大したことじゃないから…。」
「ああ…。」
優しい風がそよそよと吹いた。
「…なあ美羽子。」
「ん?」
「……いや、何でもない…。」
「え?何よ、気になるじゃない。」
「大したことじゃないから…。」