奈良の都の妖しい話

月明かりの下で幻との再会

(眠れない…今朝のことが衝撃的すぎて…)

コト…

(!…何かしら…)

美羽子は音をたてないように戸を開けた。

(これは…紫遙殿からの文!…丁度いいわ。今朝のことをはっきりさせないと…!)

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