奈良の都の妖しい話
(う~ん、自分で選んでいいとはいえ、知らない人たちばかりだしなあ・・・。あ、黒矢・・・そうだっ!)

彼女は近くにいる彼の基へ軽やかに駆けて行った。

「黒矢~!!」

「!!ひ、姫っ!?」

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