僕だけのアイドル



インターホンを押してもいいのかと、ちょっと迷う。



あたしは意を決して、インターホンに指を伸ばした。



ドキドキドキ・・



こんな緊張する訪問なんて、初めてだよ~。



「なーにしてんの?」


「うわぁっ」



―――ピンポーン



びっくりして押してしまった。。


「あなたは・・?」


「それは僕のセリフ。ここ、僕ん家だし」



この人の・・家?


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