僕だけのアイドル



「おじゃまします」


「今日から、紗耶ちゃんの家なんだから!
気、遣わなくていいよっ」


にこっ、と笑った顔が可愛い。


けど、どっかで見たことあるよーな。



でも初対面だし・・。


「みんなー!紗耶ちゃんだよー!!」


そう叫ばれると、パタパタと足音がした。



「やあ、はじめまして、かな?」


来たのは、優しい栗色をした髪の毛の・・イケメン。



「あ、挨拶してなかった。

僕、須藤幸也!よろしくね♪」


あたしはぺこり、とお辞儀をした。


< 14 / 56 >

この作品をシェア

pagetop