僕だけのアイドル



絶っっっっっっ対関わんない!!

関わってやんない!!
(何故か上目線)



空気を察したのか、楓さんが部屋から出してくれた。



「ごめんね、紗耶ちゃん。
女の子がいるから緊張してるんだよ、きっと」



楓さんはそう言ってくれたけど、毎日女の子に会ってる人が緊張なんかするだろうか。



「いえ、大丈夫です」


取って付けたような笑顔だったかも。


それから2人は、家中を案内してくれた。



広い、広い、広すぎる。


案内してくれてるけど、全然わかりません。



アイドルってだけあって、ダンスの練習が出来そうな鏡張りの部屋もあった。



< 22 / 56 >

この作品をシェア

pagetop