僕だけのアイドル
絶っっっっっっ対関わんない!!
関わってやんない!!
(何故か上目線)
空気を察したのか、楓さんが部屋から出してくれた。
「ごめんね、紗耶ちゃん。
女の子がいるから緊張してるんだよ、きっと」
楓さんはそう言ってくれたけど、毎日女の子に会ってる人が緊張なんかするだろうか。
「いえ、大丈夫です」
取って付けたような笑顔だったかも。
それから2人は、家中を案内してくれた。
広い、広い、広すぎる。
案内してくれてるけど、全然わかりません。
アイドルってだけあって、ダンスの練習が出来そうな鏡張りの部屋もあった。