☆2人の正反対王子様★1#

「・・・・・・・高宮俊?//」

泣きながら振り返る結衣。
いつも....と言っても
まだ会って二時間だけど




初めて見た結衣の女の子の顔に
思わずドキドキした。



「結衣?どうしたんだよ?」


優しく問いかけると
結衣はまた笑顔で



「なんでも・・・・・ないよ」

そう言いながら
俺の腕から離れていく。



結衣・・・・。
お前、気づいてないだろ?

笑えてないよ?
だって......



「泣いてんぞ?」


「えっ?」
驚きながら涙を拭う。



「泣いていいよ?気が済むまで」

ストッパーがなくなったように
わんわん泣き始めた。





そして
結衣は過去について
話し始めた。―――――――






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