☆2人の正反対王子様★1#


俊 side

最近はちゃんと
結衣と仲良くできてる。


でもやっぱ人が
好きな気持ちは簡単じゃなく
まだ気になっちまう。



だめだ。
結衣は金髪ヤンキーが
好きなんだぞ。



ある日の放課後

「結衣!・・・・・どっか行こ」

久しぶりに出かけたい。


なのに結衣は痛いとこ
ついてきやがる。
「なんで呼び捨て?」


えっ?
それもだめなのかよ・・・・。
呼ばれたくもないか?



「なんだよ・・!だめかよ・・・。」


すると
結衣は焦って
「呼んでよ・・・!!」


はっ?
なんだよ・・。

ってか今、絶対顔赤い。
見んなよな。


「でどうなんだよ?」


このあとの答えを
聞かなけりゃよかったと
思った。



「ごめん、和哉くんとこ行く」


そんな。
行くなよ・・・・。

そんな風に俺に言う権利は
なくって




「そっか・・!!行ってこい」


大好きなんだよ。
離れたくないんだ。




その日、俺は荒れに荒れた。
逆ナン女と片っ端から遊んで、
愛しい結衣の笑顔を忘れようとした。






・・・・・・・・・でも。
無理だった。
頭から消えない結衣。

好きでもない女とキスをして
悲しい現実から目を背け始めた。
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