☆2人の正反対王子様★1#


でも、、
心配事もあるの。



最近、高宮の元気がない。
話しかけてこないし、
あたしから話しても相づち打たれて
はい、おしまい(泣




やっぱ友達だから
元気になってほしいわけで。



亮くんが話しかけてきたから
戻ってきたあたし。
「神田。奈々ちゃんの誕生日いつ?」


そんなことかよ。
自分で聞いたりしないのかい。


「まだだよ?」

奈々は1月1日なの。
あたしのママと奈々のママは
仲良しだから同じ日に
あたしたちを生みたかったらしい。


でもあたしがちょっと早くて
12月31日に生まれた。



「そっか、よかった。
過ぎてたら最悪だし・・。」



「高宮と神田はあんまり
デートとかしないのか?」


あたしは目を見開いて
亮くんを見た。


もしもし?
大丈夫かしら?




「あのー、なんで?」

すると、亮くんは笑顔で
「付き合ってんだろ?」



なぜだろう?
どうして皆さんはあたしと
高宮がカップルだと思うのか?


「ううん。付き合ってないよ?」

亮くんは驚いた顔をして
それからまた笑顔に。


やっぱ亮くん、爽やかだなぁ。

「じゃあ、サッカー部のやつに
言い直さないとな」



ん?
何の話かな??



「何が?」


「神田狙いたくさんいたのに
俺が高宮と付き合ってる言ったら
みんな身を引いて・・・・。」




そゆことかぁ。
あたし可愛くないのに
↑自覚なし
モテ期かなぁ(笑




「そうなんだ。
神田は好きなヤツいねぇのか?」


あたしが好きな人か。
なぜかあたしの頭には
二人出てきた。



・・・・・・・和哉くんと
・・・・・えっ?




――――高宮?
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