☆2人の正反対王子様★1#
和哉 side
結衣は最近来ない。
風邪か?なんかあったのか?
一度、クラスまで見に行ったが
結衣は楽しそうにしゃべってた。
知らない男子と・・・・。
確か、女子が騒ぐ高宮俊。
俺はあまり好きじゃない。
....結衣と仲がいいから。
俺が知らないとこで
話してるってそんなところが
イライラする。
そんなある日、
ふとドアを見ると
・・・・・・結衣?
俺は胸の高鳴りを抑えられなかった。
また来てくれたんだな。
正直、嬉しい
仁は、結衣が来たら
すごく嬉しそうにする。
でも....仁はたらしだから
特別な感情はないだろう。
ん?
買い物?
いわゆるデートか?
でも...決めたことは守る。
できるだけ冷たく断る。
結衣だから
あっさり下がらないだろう。
そう高をくくっていた。
すると、結衣は・・・・・
仁?・・仁を誘い始めた。
えっ?
結衣は俺と行きたいんじゃないのか?
仁が・・・・・好きなの?
挙げ句の果てに結衣は
仁にお礼するから家に来い?
結衣?
誰にもでもそうなの?
それとも・・・仁だから?
警戒心ってのはないのかな?
それだけはどうしても
許せなくって思わず、、、
「いや、俺が行く」
えっ?
その時、俺は自分の言葉に
驚いてしまった。
何を言ってんだ?
今、絶対顔赤い
うぅ、、
まぁ、他の奴と行かせるより
全然ましだ。
俺はまた結衣の横を
歩けるってのが何よりも嬉しい。
いつまでたっても
僕は君だけを愛すから。