☆2人の正反対王子様★1#
「お前、なにしてんだよ?」
そんな彼の優しい声に
ひっかかっていた何かが取れたような気がした。
「んぅ・・・あぁーん//・・グスッ」
涙があふれた。
優しく包み込んでくれる高宮。
なんでこんなにやさしいのよ!
・・・・・・・・・・なんでよ。、、
「まさか・・・・アイツ?・・」
低く真剣な声で問われて
緊張してしまう。
悲しそうな目・・・。
これはあたしが高宮に
“嫌い”って言ったときの目。
いつの間にか涙は止まって
あたしは静かに高宮を見つめた。
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