☆2人の正反対王子様★1#



来週からということもあり
また実行委員として
仕事に追われることになった。


今日、亮くんはサッカーの試合がすぐ
合宿明けにあるらしく
何度も謝りながら帰って行った、、




そのため、
奈々が残ってくれた。
美亜ちゃんは佐々木君とデート♪


うらやましい・・・・・らしい(笑)


「あー、うらやましー」


奈々が飢えた犬のように
うめき声を上げている。



「美亜ちゃんたち、ラブラブだね」


クラスでも
美男美女カップルと人気が高い。


「あたしも亮くんとラブラブ
してみたいんですけど!!??」


少し怒り気味にいうので・・・



「いいじゃん・・・!
来週までの辛抱だし・・・あっ!」

うわ、、またボロでた(泣)
山下亮様・・・ごめんなさい!!



「はっ?何の話よ!!」

またイライラを募らせてしまったようだ。


「えっ?な、なんでもない!!」


ヤバいってマジでー....
バレちゃったよね



「あんた、最近なんか隠してる?」



「ううん、、」


あたし話すと
ボロが出まくっちゃう



「ならいいけど?
あたしに隠し事なんて
百年早いわよ!!」



怖いってマジでー....




それからあまりの怖さに
話がろくにできず、
かなりの急ピッチで仕事が進み
思ったより早く終わった。







「「・・・・・・・・終わったー♪」」

あたしと奈々は
同時に歓喜の声を上げた。



これで帰れるっ♪
早く帰ろ、帰ろ




あたしと奈々は
一目散に昇降口まで走った。



「結衣?
あんた結局、どうすんの?」


何がって?
あたしは聞かないでも
わかりますよー・・・・。



「俊と和哉くんでしょ・・・・?」


あー。
マジいやだよ(泣)



でもいつか
ちゃんと決めないと!!




どっちもいなくちゃダメ・・・
どっちかなんてわかんないよ・・・。





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