☆2人の正反対王子様★1#
「高宮のためにも
可愛くして行きな?」
いつのまにか奈々は
俊を高宮と呼び捨てにしていた
いつまでも
好きな子になんもしないから
ヘタレ呼ばわり(笑)
かわいそー
好きな子も早く気づきな!
あたしじゃないだろうし・・・・・
ズキッ//
なによ?この痛み・・・
あたしは俊は好きじゃない。
なのに・・・・なによ?
勝手に痛まないでよ、、。
「結衣ちゃん?」
美亜の優しい声に
はっと気がつく。
「ごめん、ごめん!」
「結衣、?
なんか最近、1人で表情を
コロコロ変えてるよ?
悩みはあたしらに話しな!
・・・・・ねっ?」
そうだよ
あたしには奈々や、美亜だっているんだから・・・・
「じゃあ、・・・・話すよ」
さっきまでの雰囲気はなく
真剣な趣で話している。
俊との一件・・・・。
それからの心情・・・・。
胸の痛み・・・。
話しを終えて、
涙が止まらなかった。
「あたし、変だよ・・・・グスッ//
和哉君だの、俊だの・・・・
最低だよ・・・・」
「「そんなことない!」」
奈々と美亜は
怒った口調で言った。
「簡単な気持ちじゃないでしょ?
結衣がそんな子じゃないって
あたしらは知ってる・・・・・・
あたしらは
結衣が幸せになることを
一番に願ってるだから!」
奈々の言葉に
また涙があふれ出す。
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