☆2人の正反対王子様★1#
「結衣?どうかしたか・・・?」
俊が心配そうに
あたしに聞いてくる。
「ううん・・・何もない♪
てかね?」
あたしは
どうしてもさっきの・・・・
女子高生の言葉に耐えらんない。
「カレカノでもないのに
こんなふうにおかしいよ・・・」
あたしは俊を
まっすぐ見ながら言った。
俊は黙って
お店を出ていった。
あたしは急いで
俊を追いかけた。
「俊!」
彼は背が高いのに
なんだか小さく見えた。
「俊・・・・?」
「変なんてわかってる・・・・
違うんだよ・・・結衣は、、
俺に女心わかってないって
言ったよな?」
俊は悲しそうに
優しく強く訴えかける。
「そうだよ・・・」
「でもな?
結衣は・・・俺の気持ち
何もわかってねぇから」
そういい残して
俊は帰って行った。
あたしは
その日、俊と話すこともできず
夕食前の休憩を迎えた。
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