☆2人の正反対王子様★1#



「結衣?どうかしたか・・・?」




俊が心配そうに
あたしに聞いてくる。




「ううん・・・何もない♪


てかね?」





あたしは
どうしてもさっきの・・・・
女子高生の言葉に耐えらんない。






「カレカノでもないのに
こんなふうにおかしいよ・・・」




あたしは俊を
まっすぐ見ながら言った。





俊は黙って
お店を出ていった。





あたしは急いで
俊を追いかけた。






「俊!」





彼は背が高いのに
なんだか小さく見えた。






「俊・・・・?」







「変なんてわかってる・・・・
違うんだよ・・・結衣は、、


俺に女心わかってないって
言ったよな?」






俊は悲しそうに
優しく強く訴えかける。






「そうだよ・・・」






「でもな?



結衣は・・・俺の気持ち
何もわかってねぇから」





そういい残して
俊は帰って行った。






あたしは
その日、俊と話すこともできず
夕食前の休憩を迎えた。






.
< 65 / 104 >

この作品をシェア

pagetop