☆2人の正反対王子様★1#



「俊・・・・大丈夫か?」



亮くんが察して
話しかける。



静かに頷いた俊。



辺りから



「俊くんと神田さんって
付き合ってんの!?」



辺りの女子が
チラホラ言い始めた。




あたしはそんなこと
気にならなかった。




はじめて見る俊の
怒った姿だったから。




「クラス行こーぜ」



大輔くんの一言で
みんな歩き始めた。






教室につくと
後ろの席に和哉くんが
窓の外を見ていた。





「俊・・・・?
アイツが金髪ヤンキーか?」




大輔くんの言葉に
聞き耳を立てる。




金髪ヤンキー・・・?
俊は和哉くん知ってるの?







「あぁ」





元気がない俊。





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