愛しキは死とそノ唇ト


─ドサッ

「やア・・・宮部はん・・・」


「私だって、人並に妬くぞ。幾ら儀を貫かん、維新派浪士だとしても・・・」


─グイッ

「んッ・・・」

強く、只貪欲に口付けを繰り返す

其の口付けには、何故か寂しさが漂っていた


「みや・・・べ、はん?」


この感覚・・・

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