愛しキは死とそノ唇ト


知っている、気がする



「御前の白い肌に花を咲かすのは安易。だが、私は其れをよしとせん」



私を抱き締めたまま、月を見つめている彼を

私は、重ねる

この前の、あの人に


如何してこうも


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