メモリーズ~I
受験生
本当に満足なんだ。
俊哉が ずーっと傍にいてくれるだけで
それだけで十分。
それにキスをくれると
もう幸せを超えるくらい
そんくらい幸せすぎ。
輝くあたしたちの一日一日が早く過ぎていく。
早すぎて・・・なんか切なくも感じる。
春なんて・・・・・もうとっくに終わった。
夏なんて・・・・・暑いって言ってるだけで。
もう・・・・
「秋だよ・・・・」
「華野~なんか3年になってから
季節が過ぎるのが早く感じる。」
「美沙~あたしもだよ~
そう感じる。」
「受験の勉強で忙しい~」
「はあ・・・・・受験生・・・かぁ~。」
「華野は高校どこに行くの?」
「あたしは〇X高かな~」
「そこレベル高いじゃん」
「ま、頑張ればどうにかなるでしょ。
第二志望校もあまってるし」
「華野は気楽でいいな~
美沙は今あれこれ大変なのに・・・・」
「ま。頑張って。」