メモリーズ~I


分かってるくせに・・・。
照れてるって事・・・。知ってるくせに!
ひどいよ・・・俊哉ッ。
一瞬で あたしを 何気ない事で吸い込んでいく・・・。



「ゴン。」


__________ッ!

ドキ  ドキ  ドキ・・・・。

顔が・・・・・・・・・近い。


いきなり でこと、でこを くっつけた俊哉。
後頭部には、俊哉の片手が回ってる。
もう片方は あたしのほっぺに触れてる。

下を向いてるあたしの目にうつるのは
・・・・・俊哉の唇。




「うーん。ぜんぜん大丈夫だなッ!」

そう笑いながら言う俊哉。


ぜんぜん大丈夫なんかじゃないよ。
胸が高鳴ってるよ・・・。

ドキドキが治まらないよ。

それに・・・・。

周りに見られてるし。










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