メモリーズ~I
「あたしは俊哉の
お嫁さんだよ?!
ずっと、ずーっと。
俊哉を愛してる、愛してるから。」
「華野・・・・。ありがとう」
「だから・・・・
だから・・・そんな事言わないでッー。
お願い・・・・お願いッー。」
「華野ッー・・・。
俺の最後のお願い・・・聞いて?」
最後のお願い・・?
そんなのいやだよッー。
あたしはッー。
「いやだよ。」
「華野ッー。」
「イヤだってば!!」
「華野ッーーー!!」
俊哉の大きい声が
あたしの心に突き刺さった。
「華野には・・・・幸せになってほしい・・・・。」