メモリーズ~I
純にバイバイした後、お母さんに聞いた。
近所に住んでる人で、純の親代わりの人。
純のお父さんと、お母さんは、すぐ離婚をして
母子家庭で純は育った。
お母さんは、もともと体が弱くて病気だった。
そして純は幼くして、お母さんもをなくして
独りぼっちになった純を
引き取ってくれた人。それが玄関に立ってた男の人だ。
「あんなに小さい子なのに・・・。」
「兄弟がいない生活で育ったから
華野に甘えるのよ」
「あたしも兄弟はいないけど
お母さんがいるから
寂しくなかった。
あ~あ、純を弟にしたいなー。」
「たまに家に遊びにくるから、
その時 弟と思って いっぱい
遊んであげなさい。」
「うんッー。分かってる。」