メモリーズ~I
「美沙・・・・。ゴメン」
「こうしてまた、笑ってくれてるから
謝らないで。
華野が笑ってくれてるだけで
十分だから。」
あたしは、嬉しくて美沙に抱きついた。
「あたしの支えになってくれて
ありがとう。
あたしが笑えるのは、美沙がいるおかげだよ。」
「ばかっ!んな事言われたら 照れるじゃん・・・」
「えへへへっー。」
「華野 もう夕方だから
帰ろう?」
気付けば・・・夕方。
「そうだね、帰ろうか~」
なんだか・・・寂しい。
一日が過ぎるのが、早い。
「ただいまー」
「おかえり、華野~」
「そう言えば、純は?
夜 家にくるんでしょ?」