メモリーズ~I
気付けよ
顔・・・・近いって。
「どいて?」
あたしは強く言った。
「ごめん。怪我ない?」
「ないよ。」
「よかった。」
「なんか言うことないの?」
「ん?」
「謝ってよ。」
「ああ、ごめん。」
翔人はとっさに何かを隠した。
「ね、今何隠した?」
「べ、別に何も・・・。
じゃあな、華野っー。」
「なによ・・・・。」
つか、怪我してないって言ったけど・・・・。
「痛い・・・。」
ひじをすりむいていた。
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気付けよ