メモリーズ~I



「いいじゃん。

俺、華野の事知りたいし。」





「・・・・・・。」



あたしは焦った。


だって・・・・。




美沙が・・・暗い。




「あたしはの事を知るのは
美沙と大切な人だけで十分だから。」




「その大切な人って俺?」



「は?何それ。」




「別でいるんだ・・・・。」




その時、美沙が教室を勢いよく飛び出した。



「待ってっー美沙っ。」



あたしは美沙を追っかけた。






「美沙っー。」



あたしは美沙の手を掴んだ。




「う・・・ヒクっー。・・・翔人くん・・・ヒクっ

華野の事・・・ヒクっ・・・好きだよ・・。」


美沙は泣きながら言った。
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