メモリーズ~I
「失礼しま~す」
翔人が先に入った。
「大丈夫だから、戻ろう?
先生もいなさそうだし・・・。」
「先生がいなくても、消毒できる。」
そういって 強引に手を引っ張る。
ベットの上にあたしを座らして
消毒を探しにいった。
「・・・・・戻ろう・・・。」
「戻らない・・・・。あったから。」
そう言って、消毒箱をもってきた。
今の状態は・・・・あたしがベットに座って
俊哉はベットの下で、あたしのひざに
ふーっと息を吹きかけてる。
「っー。」
くすぐったい。
消毒をして、傷テープをはって。
「よし。次はひじだ。
見せて・・・。」
あたしの隣に座ってきた。