メモリーズ~I
「着替えたか!
あれ、これでもでかいか?
どんだけ 華野は体 ちっちぇーんだよ。アハハ」
俊哉も着替えは済ませていた。
「俊哉が大っきいだけだよ。
ねぇ ドライヤーある?」
「あるよ。 俺が かわかそうか?」
「いや、自分でできる。」
ブうううううう。
長い髪の毛を 一生懸命かわかす。
「痛ッ!」
髪の毛が絡まった。
「痛いッ!!」
「下手くそ。かしてみ」
ドキ・・・・・・ドキ・・・・・・どき
あたしの背中の後ろですぐ、
「ドキ・・・・ドキ・・・・ドキッ」
あたしから ドライヤーを取って
髪の毛をかわかす 俊哉。
ヤバイ近いよ。
「いいよ、自分でやるから」
そう言うけど、聞いてくれない。
だから、俊哉に任せた。
「出来た!俺、美容師になろうかな?」
鏡でみると。
真っ直ぐに サラサラになってる
髪の毛。
「以外に上手いんだね。」
「以外じゃねーよ。 当たり前だよ」